こんにちは、工場です。
1月というのはバタバタしておりますと、あっという間に時間が流れてしまいますね。
子供のころ私が想像していました大人というのは、もっと静かでどっしりと人生を楽しむようなイメージでしたが、いつまでたっても立ち食いソバのようなせわしなさです。
さて、競輪独特の表現でしょうが、オーダー時に選手がよく言うのが「当たられた時に飛ばずにどっしりできるフレーム」というものです。
競輪は時として「格闘技」と表されるように、身体のぶつかりあいもレースの迫力を生んでいる原因のひとつです。
ですが当たられて飛ばされることは最大のロス。そこで勝負は決まってしまいます。
ハンドルを握って前傾に構えていますので、前の方は当たられてもそんなに飛ばされることは少ないのですが、後ろはつるっといってしまいがちです。
だからといってフレームを重くするのは走りに影響が出ます。そこでバックステーを硬くするのです。
具体的には「集合」と呼ばれる工作をします。
実はレギュレーションで、上パイプの下(ボトム)の部分より集合の接続部を下げてはいけない、というものがありますので、ガンガン下げてしまえ!というワケにはいきません。
実はこのパイプのすり合わせ作業、機械ではなくラグのアールに合わせてH君が手作業で削っているのです。はっきり言いましてまぁまぁ大変です。
フラックスで見づらいかもしれませんが、機械のようにキレイです。このように隙間なくキレイに削ってくれますと、入れるロウも最小限で済みますのでフレームのダメージも少ないです。
フレームの向こうで作業しているのがH君です。真冬だというのに半そでです。それだけ一生懸命作業をした証がこれですから、選手も良い走りをしてくれるのではないでしょうか!



