ラグを削るということ

こんにちは、工場です。

いかにもビルダーっぽいタイトルです。

クロモリフレームの特徴のひとつに、ラグワークというものがあります。

特に日本はロウ付けのきれいさ、ラグの削りの繊細さに、工業製品というより工芸品的なものを求める方が多いです。

ロウ付けが終わった後に削るのではとてもしんどいので、その前に削ることが多いのですが、そうすると熱の伝わりが速く、ロウ付けの高い技術が必要です。

例えばフォーククラウンではこうです。

DSC_2214 DSC_2215

並んでいるものは右が削ったものです。明らかに薄さが違うのがおわかりでしょうか?上下になっているものは下が削ったものです。上が平面的なものに対して、下は立体的かと思います。

これがBBになるともっとわかりやすいでしょうか。

DSC_2210 左が削ったものです。

「ベロ」部分もひとまわり小さくしています。

実はこのラグ削り、見た目が美しくなるという以外に落車したり乗り上げたりしたときに、ラグにかかる力が分散してパイプにシワが出にくいというメリットもあります。

ただし、パイプの差し替えなどでは、その薄さゆえにヒゲが燃えてしまったりヒビが入りやすいのでそこはデメリットです。

DSC_2211 左のフィンはいかにもすぐ燃えそうです。

はっきり言ってNJSの競輪ビルダーは、みなさんとてもハイレベルです。

工業製品でありながら、ある意味工芸品としても成りうるクロモリフレーム、ただ薄いだけではなく、立体的でバランスが良い、そんなことを気にしながらご覧いただけたらまた違う楽しみがあるかと思います。

けっこう時間がかかるんですよ、これ。

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