あぁ残念…

こんにちは、工場です。

一気に寒くなりまして、今日工場も暖房をつけました。

さて、選手たちにとって落車というのは運のような部分もありますので、いつやってくるかはわかりません。自分が気をつけていても、巻き込まれたり突っ込まれたりすることもあります。

先日納めたばかりのこのフレーム…

DSC_3596 画像だと伝わりにくいでしょうか?

1号メッキの上に透過の紫を塗った「キャンディー」と呼ばれるもので、とても美しいです。

DSC_3601 デカールはミラーゴールド。

もう全体からキラッキラなオーラが出る感じです。ところがおろして2回目の競走で…

DSC_3603 あぁぁぁ~。べっこり。

歪みを定盤で確認してみましょう。

DSC_3606 シートチューブ右へどーん!

DSC_3605 ヘッドチューブ左へどーん!

このペコの上パイプを差し替えするにも、メッキを剥がなくては火をかけられません。メッキを剥がすのは強い薬剤でするため、パイプダメージなどを考えるとやめた方がいいです。費用もかなりですし。

美しいメッキにはこんな落とし穴もあるのですね。人間もフレームも美しいままでいるというのはコストがかかるのです。

恐怖のG

こんにちは、工場です。

今年は暖冬とのことですが、本当に温かいですね。まだ半そでです。

さて、こう温かいと虫たちもまだまだ活発なのか、先日も工場でゴキブリがでました。

ロウ付け中は、何があろうとやめられません。仕方なくロウ付けの炎をそのまま向けると、さすが「油虫」という別名通り、かなりな炎をあげて燃えていました。南無阿弥陀仏。

工場の若者H君は、その点まったく役に立ちません。とにかく虫が大のニガテ。情けない声を出して逃げるのみです。

「あ!そっち行きましたよ!」「その裏です!裏!」などと騒いでいるだけです。

私も退治はイヤですので、久しぶりに「ゴキブリほいほい」なるものを買いました。

入れ物というか、建物の屋根を高くしたり低くしたりできるようですね。

DSC_3482 これは高いバージョンです。

これで高いのですからやっぱりやつらは低いんですね~。

「ハウス」には風見鶏がいたり、カーテンがあったりとなかなか芸が細かいです。こういったものでも一応デザイナーがいるんでしょうね…。

なんと入り口には油を拭く?足拭きマットなるものまであります。

DSC_3483 縦にも置けます。

その際には正面の水色部分の窓を開けるように書かれています。屋根にはネコまで寝ていて、日本人というのは本当にこうした細部まで色々とやるんですね~。合理性を重要視する欧米では考えられないのではないでしょうか。

これを設置しました翌日、早速1匹ひっかかっていました。

こんなものを作ってゴキを捕獲するのではなく、フレームを作って選手を獲ってきませんと…。

責任重大

こんにちは、工場です。

今日も半そでで作業できるほど温かく、立冬だというのにへんな気分です。

さて、オーダーフレームというと、自分好みのカラーリングができる、ということが醍醐味のひとつですが、選手のように趣味で自転車に乗っているわけではないと、そこに対する思い入れが少ない人もいます。

「フレームカラーはどうします?」と尋ねると、「別に何でもいいので、北島さんの好きな色で塗っておいてください」などと言う選手もいます。

今回の選手は、そこまで丸投げではありませんが、イメージとして渡された画像は…

image1 これで、という指示です。う~ん…。

「このイメージで、予算は○○円までで、デカールは無し」というのが提示された条件でした。

塗装内容を考えるのはいいのですが、予算が決まっているのはなかなか厳しいです。

まるで「彼女にめっちゃ豪華な花束を贈りたいけど、予算は3.000円ね」みたいな感じで、無理!と言いたいです。

まぁ、でも仕事ですから頑張ります!…って、私は塗装屋さんではなく、フレームビルダーなんですが…。

で、出来上がったのがこれです。

DSC_3474 DSC_3475

ぱっと遠目で見た感じではビミョーでしょうが、近くで見ると…

DSC_3476 DSC_3477 DSC_3478 こんな感じです。

もらった画像より水色が薄いですが、それはオーダー主の希望でこうなりました。

とても喜んでもらえたので良かったですが、他人の好みばかりはわからないので、こうしたことはフレーム製作以上に疲れますねぇ~。

職人は歯が命

こんにちは、工場です。

一気に寒くなってきた感じですね。風邪をひきそうです。

「風邪は万病の元」と言われますが、私は個人的に「口内のトラブルは万病の元」だと感じています。

特に近年は、歯周病が痴呆症の誘発となるなど、一見関係がないように思える病気の関連性も言われていますね。

私は夢中になると歯をくいしばるクセがありますので、口内環境としてはよろしくなく、歯医者さんからもそのことを指摘されていました。

仕事中はガムをかんだりして、なるべくくいしばらないようにしていますが、以前からマウスピースがほしいなぁと思っていました。

ですが、自分の口の大きさと歯並びにぴったりなオーダーとなると2~3万円もしますし、ちょっと躊躇していました。

そこで歯医者さんに相談してみると、なんと保険の適用範囲で作れるとのこと。さっそく作りました。

自分の歯の型を取るのでもちろんぴったりです。

未使用ではありますが画像を出しますので、他人の口の中に入れるものなんて見たくない、という方はこれ以上進まないでくださいね。

DSC_3460 DSC_3461 一応下からと上からとなんですが。

厚みが1.2ミリ~3.8ミリの範囲で私に合うように所々リューターで削ってくださって、本当にぴったりと楽になりました。白く濁っているのがその削ってくださった箇所です。

私も職人で削る仕事をしていますが、こんなことはできません。やはりその道のプロというのはすごいですね。

歯医者さんや患者側の状況にもよりますが、保険が使えましたのでこれで3.000円程度ですからブラボーです。

これを装着していれば、ロウ付けのタイミングも良くなって、登れなかった登りもいけるかもしれません。

 

 

進化ラグ?

こんにちは、工場です。

すっかり寒くなってきましたね。

さて、ヘッド剛性を高めたい選手に人気のヘッド長「かさ増し」加工をまた頼まれました。

DSC_3467 まだ仕上げ途中ですが。

この加工をしている時に、いつも部材を買っているメーカーさんから新商品のお知らせが。

DSC_3462 なんと最初から加工済みのラグです。

DSC_3463 DSC_3464

ノーマルサイズと比べて見ると一目瞭然。

これは仕上げが楽になって便利ですね~。このフレームを作る前に知りたかった…。

クラシックな世界観が好まれるクロモリフレームですので、部材の進化というのはそれほど多くないのですが、こうして時々「おお!」というものが出てきます。

たぶんこのラグは、他のビルダーからの要望が多くてできたのでしょうね。メーカーの方の発案とは思えません。

まぁ、どちらにしても最新の世界に方達には、「で?」というものでしょうが…。

ちょー気持ちイイ!

こんにちは、工場です。

灼熱地獄のあとにはすぐに冬になってしまう近年ですが、今年の京都はなかなか秋を感じられるのではないでしょうか。

こんな良い気候、今走らずにいつ走る!ということで、昨日はお客さんのSさんとおでかけです。

この夏は暑さのあまり、1度も自転車に乗らずにせっせとプール通いをして終わった私なので、久しぶりの山へのツーリングに不安しかありません…。

山に入る前の化野念仏寺(あだしのねんぶつでら)地点で早くもぜぇぜぇです。化野ということは行き先は…

DSC_3432 そうです、こちらです。六丁峠!

勾配15%のこちらがまず目標です。電光掲示板の数字は16度。温かいですね。もっと寒いと思っていました。

DSC_3435 癒されますね~。保津峡です。

DSC_3438 影だけ参加の「自撮り」です。

この後の地獄の神明峠もベラベラとおしゃべりしていたら終わってしまいました。こんなことは初めてです。Sさん、ひっぱってくださってありがとうございます。

お昼ごはんはお約束のこちらで。

DSC_3439 地元の有名店、まつばらさんです。

すみません、撮る前にがっついて混ぜてしまいました。お店のオススメはこのように「ぶっかけ」で食べることだそうです。辛大根のおろしが美味しい~。

DSC_3440 もちろん、そばだけでは終わりません。

そばがきぜんざいです!こうして「ごほうび」ばかりしているので、なかなか痩せられないんでしょうね…。でもそばはヘルシーなので、今のはやりで言うところの「ゼロカロリー」です。

山の頂上付近は少し紅葉が始まっていました。あと2週間もすれば寒くてシューズカバーが必要でしょうね。

その前でも、一応防寒着を用意してお出かけください。

ちなみにこれだけ脚パンパンコースでも、BCAAをしっかりとったので全然残りませんでしたよ。

それにしてもやっぱり楽しいなぁ、自転車は!

こんな感じでした

こんにちは、工場です。

昨日、無事京都テレビで放送されました。

テレビ欄にはこのように…

DSC_3425 真ん中あたりの5時に夢中!の下です。

テレビ欄にこんな風に扱われるなんて、ちょっと嬉しいです。

工場の隣は、岩井商会の会長のご自宅のため、会長の奥様のご好意で視聴をご一緒しました。

このニュースフェイスの前の「5時に夢中!」は、なかなか攻めた番組として有名ですが、この日ピックアップされたネタはあえぎ声についてです…。

少し前からスタンバイしていましたので、ばっちり見ることとなりました。会長の奥様とH君、そして私の3人でしたので、かなりビミョーな空気となりました…。

番組内では、ガンウェルユーザーの選手にもインタビューをしていまして、競輪の繊細なフレームが伝わってくるとても良い内容でした。

女性だから珍しいーではなく、1人の優れた職人として取り上げられるようこれからも頑張ってまいります。

ヤスリがけ

こんにちは、工場です。

良い気候になりましたね~。この夏は、あまりの暑さに見事に1度も自転車にまたがりませんでしたが、そろそろ乗りたくなってきました。

さて、その前にまずは仕事です。雑誌に載っているビルダーは、見映えを狙ってか火を使っている画像が多いですが、実際の作業のほどんどの時間はヤスリがけです。

「仕上げのヤスリがけ」というと、他の方からは「1000番ぐらいでやるんですか?」と聞かれますが、とんでもない!

自転車フレームでは、だいたい100番ぐらいまでです。使っても400番です。ある先輩ビルダーは、「400番以上なんてもうティッシュでふくのと同じぐらいの効果しかない」とおっしゃっていましたので、まぁ皆さんそんな感じでしょう。

最近あらゆるものが値上がりをしていますが、そんな大量に使う紙(布)ヤスリもやはり値上げの波を避けられません。

そこで改めてコスパを見直そうと、あらゆるメーカーのものを少量ずつ買ってみました。

DSC_3420 こんな感じです。

もちろんH君にも感想を聞きました。めでたく二人で意見が一致しまして、一番左の鹿の絵柄のディアー印に決定です。

絵柄だけでいきますと、一番右にあるモーターの絵柄のモーター印が工業っぽくてカッコよかったのですが、そこは絵柄ではなくもちろん使い勝手重視です。

ちなみにH君はこの鹿の絵柄を上下反対に見ていたらしく、「イカ」と言ってました。角部分がイカの足に見えたのでしょう。シカとイカでは音は似ていてもかなり違いますが、使用感の意見は同じでした。

さぁ!がんばってヤスるぞ!

お知らせ!

こんにちは、工場です。

本日はテレビの撮影がありました。

そうなんです!また工場が取り上げられます。

KBS京都で夕方5時45分~から放送しています「ニュースフェイス」という番組で取り上げられます。

放映日は16日火曜日です。

かなりぶっつけ本番なのであたふたの無様な感じですが、よかったらご覧くださいね。

DSC_3396 この木村さんがピストにまたがっています。

乗りなれていない人にはなかなかハードルが高いピスト。さて、どんなことになっているでしょう?

ちゃうんかいっ!

こんにちは、工場です。

競輪は本当に細かい要望が多い世界です。

心の中では、そんな夢みたいなフレームあったら私が選手になるわい、などと思っても決してそれを表には出さず、「わかりました、最善を尽くします」などと手術に臨む医師のような面持ちで応対します。

しかし彼らはプロですので、口先だけですともちろんバレてしまいます。ですので、寸法やパイプのチョイスだけでは「味付け」が足りないようでしたら、火加減だけではなくロウ材も箇所によって使い分け、なんとか結果を出す努力をします。

先代の工場長が使っていたロウ材が工場にあるのですが、ネットで品番を調べても何もひっかからず、さらに廃盤なのかメーカーのホームページにもありません。それでもなんとか調べると「ニッケルシルバー」だということが判明しました。

ですが使ってみると「流れ」が悪く、とても銀が入っているようには感じられません。(銀は溶ける温度が低いので、真鍮ロウに比べるとすぐ液化するんです) なんだかわからないのに競輪用には使えませんし、細々と小物を付ける時に使っていました。

ところが先日、偶然にもそのメーカーの営業の方が工場にいらっしゃって、そのロウ材の正体がわかりました。

「それ、ニッケルシルバーって言ってますけど、シルバーは入ってないんですよ。」

え?何それ! シルバーとちゃうんかいっ! 衝撃の事実です…。日本海の白身魚の刺身定食とか言ってるのに実はナイルパーチでした、みたいなぐらいの衝撃です。

詳しい内容がわかって本来ならスッキリ!となるはずですが、なんだかモヤモヤします…。

まぁでも使う箇所の方向性がはっきりしましたのでヨシとしますか…。

DSC_3391 H君が溶け具合を確認していました。