このハゲ~!ではなく、これ剥げ~

こんにちは、工場です。

前回「ぎっくり腰」になったことを書きましたが、こんな時に限って腰に負担がかかる作業ばかり舞い込んできます。腰は本当に何をするのにも要ですね。

先日、さらに腰をいじめる作業依頼が増えそうな、こんなムック本がえい出版より出ました。

DSC_2080 このテの本は一体何冊目でしょうね?

これだけ出版されるということは、やはりクロモリの人気がある証拠なのでしょうか。それにしてもよくネタがあるものだと感心します。

以前も少し書きましたが、クロモリフレームの強度は永遠ではありません。必ず劣化します。どうぞそれを忘れないでお楽しみくださいね。

そして少しでも違和感がありましたら、プロに判断してもらってください。

ちなみにもし、岩井商会へ持ち込まれるようでしたら、お手数ですがいらっしゃる前にご一報ください。競輪場へ行って留守にしていたり、作業中でしたりと、せっかくいらっしゃってもお話できないこともありますので。

ご自分で何もかもしたい!という趣味人な方は、気温が暑いうちに是非済ましておいたほうがいい作業があります。

DSC_2081 それは剥離です。

気温が高いほうがやりやすい作業です。

この本には「ビニール手袋、ゴーグルを装着しよう」と、小さい字でこっそり書いてある程度ですが、剥離剤は本当に気をつけてください。

試しに「剥離剤 危険」とかのワードを検索すると、剥離する気がなくなるような危険なことがたくさん出てきます。

新聞紙を下に敷けば大丈夫でしょ?なんて甘く見てはいけません。

その新聞紙にしみ込んだ薬剤は、アスファルトも溶かす勢いです。私は、室内でするとキツイので屋外でしていましたら、いつのまにか道路が…ハゲ~

ちなみにフレームの剥離は、お店に出すと7.000円~10.000円とられます。

作業されたことがない方は「え~?そんなにするの?」と、驚かれますが、したことがある方は、ほとんど何も言いません(笑)。

その意味は…どうぞお試しください。

しつこいようですが、くれぐれもお気をつけを!

形にはなるけれど……

こんにちは、工場です。

朝、目が覚めましたら、突然右半身がまったく動かなくなりました。それでも無理矢理動かすと、激痛で動けません。

ベッドから起き上がるのに20分。立つことはできても歩けません。

確かに最近ロウ付け後に右側がしびれていました。ですので、仕事のストレスか、夏の疲れか、それとも…認めたくないですが加齢か、いずれにしても生ける屍で、職場でもきびきび動く若いスタッフの足手まといです。

人に伝えるのに、適当な病名が思い浮かばないので、とりあえず「ギックリ腰」と言っていますが。もう本当にただ形だけのビルダーです。

今回はそんな「形だけの」にまつわる話です。

お店のスタッフのA君が、レースで落車をして、大切な自転車が破損してしまいました。

DSC_2086 シートチューブと

DSC_2084 シートステーです。

クロモリでしたら、先日私が作業していたようなことで修復できるのですが、とは言っても、たとえクロモリでも前と同じパフォーマンスは出ません。

それが、緻密な剛性計算をされた高級カーボンフレームならなおのこと。

例え修理したとしても、表面上「形になった」というだけで、以前のパフォーマンスとは程遠いものがあります。

これを私の先輩に見せたところ、「カーボンフレームのパフォーマンスというのは、フレームの中においての『剛性の連続性』が、そのメーカーが言うバランスと特徴なのだから、直した箇所でそれが途切れてしまうワケだし、直すという行為自体がナンセンスなのでは」と。

お、カッコイイ表現、さすが先輩。今後いただきましょう。

冗談はさておき、確かにそうです。ここでその破損箇所だけガチガチな修復をしたら、その連続性は得られないのです。悲しい現実ですが、これはもうフレームの形はしていますがフレームではありません。

とはいえ、男性はモノに対して思い入れが強い方が多いので、例え形だけのなんちゃってでも直したいという方はいらっしゃるでしょう。

でもどうか、決して安くない修理費用を払う前に、メリットとデメリットをしっかり天秤にかけてみてくださいね。

生ける屍の私も、会社からデメリットと思われないうちに、早く復活しませんと!

平安賞 at 向日町競輪場!

こんにちは、工場です。

1日しっかり働き、帰宅して「ふぅ~」っと一息ついて、ポストを見ると…

DSC_2083 仕事に戻されるチラシが。

そうです。31日から地元の向日町競輪場では、年に一度の記念競輪(GⅢ)が開催されます。

私は、「検車場」という一般の方は立ち入禁止の、選手の自転車が置いてあるところにいますので、観客席に行くことはありません。ですから、こんなお祭り状態はうらやましいです。検車場はレースのピリピリで緊張感あふれていますから。

お祭りだけではなくもちろんレースも、全国の一流レーサーが集まりますので、やはり見ごたえがあります。

決勝戦もいいのですが、その前日の決勝をかけた準決勝もなかなか迫力があります。

どうぞご覧ください!

修理・修正というか…②

こんにちは、工場です。

関東は今日あたりから、夏の暑さが戻るようですね。

お身体にお気をつけくださいね、と言いつつ、心の中では「ははは、ザマミロ。この苦しみ思い知れ~」と思っている、ずーっと猛暑地獄の関西人は私だけではないはずです。

そんなイジワルになる程、京都は息をして、肺に入ってくる空気さえこたえる暑さです。

そんな中、完全防備で進めていますバックの取替え作業は、BBにコマを進めました。

こちらも最もダメージが少ないやり方は、金ノコで切断して、リューターをかけてBBの中をきれいに削るのですが、ロウ付けのダメージがそれほどでもないフレームですので、今回はあぶって取ってしまいましょう。

塗装してあるフレームをそのままあぶれば、塗膜に火がつき、もちろん大変なことになります。

料理と一緒で、下ごしらえの手間を面倒がると、大惨事になるのです。

DSC_2053 まずBB周りの塗装を取ります。

ワイヤーブラシでバンバンいきましょう。

下ブリッジ一体型のBBですので、こちらは金ノコでブリッジを切断してしまいます。そのほうが作業がやりやすいということもありますが、何度も火を入れて弱ったBB周りにカッチリ感を出すために、次は別体のしっかりしたブリッジにします。

DSC_2052 手は紫の粉まみれです。

これであの完全防備の意味がおわかりいただけましたでしょうか。あのようにしなければ、身体中、髪の毛の中まで塗装の粉で大変なことになるのです。

こちらも細かい所は手作業でやすりをかけまして…と。さて塗装が取れましたら、ダダッとあぶって抜いて、仕上げます。

DSC_2060 はい、完了です。

この後は、いつもの手順でチェーンステー、シートステーをロウ付けして終わりです。

ですが、一度火を入れていますので、2回目は火口も小さくし、ロウ棒も真鍮から銀に替えてダメージを少なくします。

差し替えをしますと、「え?差し替えだけなのにそんなに高いんですか?」とよく言われますが、実は差し替えはイチから作るよりずっと手間がかかるんです。

なのでご請求します金額は、材料費ではなくほぼ手間賃なのです。そこをご理解いただけますと、作り手としては報われる思いです。

こんなに身体に悪い作業を一生懸命しているのですから、あまり値段が高い高いといじめないでくださいね~。

 

修理・修正というか…①

こんにちは、工場です。

少しブログが空いてしまいましたが、決してロングバケーションを取っていたわけではなく、かなり忙しくなっております。

余裕があるとネタ的な話題ですが、今回はまるでありませんので直球勝負の修理風景です。

さあ、参りましょう!

DSC_2054 気合十分?この暑いのに完全防備です。

やる作業はバックの差し替えです。トップチューブ差し替えぐらいなら聞いたことがありますでしょうか?

競輪は後ろから突っ込まれることも多いので、バックがグチャグチャになって、差し替えというか取り替えることが多々あります。今回もそれです。

もう後ろ半分は別物になりますので半魚人状態というか、とにかくいい意味でも悪い意味でも、以前と同じものではなくなってしまいます。

DSC_2049 まず切断します。

トップチューブをやるように、火であぶってとってもいいのですが、シートラグはただでさえ前三角の時1回、シートステーをつけるのに1回と合計2回も火をかけられています。その上、とるのにあぶって、つけるのにあぶったらもう…

ということで、負担の少ないやり方にします。手間はかかりますが、フレームのことを考えるとそんなことは言ってられません。

DSC_2048 ノコをギコギコ。「ささのは」の先っぽだけ残りました。

DSC_2050 これをサンダーなどで削り、微妙なところま来ましたらあとは手で。

DSC_2051 はい!きれいにいきましたね。

4コママンガのようにさっさとしているようですが、まぁまぁ大変です。

塗装膜も飛ぶので、作るのとは違う苦労と臭いがします。

さて、次回はBB側、チェーンステーを取りましょう。

 

豊橋競輪場

こんにちは、工場です。

世の中はお盆休みのようですが、工場は本日も稼動しています。

お盆が終わると夏も終盤という雰囲気になりますが、昨年も10月入っても30度を越えていた京都は、まだまだ夏真っ盛りの暑さでしょう。

さて、お盆が終わって8月19日からは、愛知の豊橋競輪場で記念競輪(GⅢ)が催されます。

競輪場は全国にありますが、この豊橋競輪場はなかなか個性的ですので、ちょっとご紹介を。

JR豊橋駅を降りて、昭和の雰囲気漂う路面電車に乗って行くと着きます。正門は昭和30年代の駅舎を模した造りなので、これまたノスタルジーな雰囲気です。

競輪場には、開催を告知するポスターが貼ってあるのですが、このポスターが豊橋は独特なんです。すべて何かのパロディーになっています。

wallpaper10_s[1] これはちょっと前のものですが。

そう、映画「青い山脈」を元にしたものです。人の配置も同じです。こういったものを題材にする時点で、競輪場のお客さんの年齢層がわかります。

ちなみに青(水色=4番車)が3着になると、ちょっと配当はあがると思います。

wallpaper24_s[1] 次は「太陽がいっぱい」です。

タイトルの字体もなかなかです。ちなみにポスターに使われているモデルは、ほとんど選手の場合が多いです。アランドロンというより、シルベスタスタローンの雰囲気ですが…。

左上にあるKEIRIN SOLEIL(太陽)など、芸が細かいですが、「太腿」がいっぱいって…。

wallpaper32_s[1] 太腿の次はウエストです。

さすがプロ選手、股関節が柔軟です。ですがもう何を伝えたいかよくわかりません。

これらは原作に許可は取ってないんでしょうねぇ…。

wallpaper109_s[1] これは割りと好きです。

「男はつらいよ」にかけた「自力」はつらいよです。縦書きでないと活きないポスターです。

自力=脚質では「逃」と書かれ、ラインの先頭の風をきって走る選手です。本当に大変なポジションですが、それだけに強いと本当にカッコイイです。

これはまだまだ一部です。他にも色々なパロディーポスターがあり、ダウンロードも可能になっています。

お盆の東名高速は50キロを越す渋滞とか。どうぞイライラせずに、豊橋競輪のホームページでものぞいてください。

隠す美学

こんにちは、工場です。

立秋をあざ笑うかのような暑さが続いておりますが、お元気でいらっしゃいますか?

さて、用事がありまして京都駅に行きましたら、どこ行きか知りませんがこんな列車が…

恐らく甲賀(滋賀)か伊賀(三重)に行くのでしょうね。

DSC_2004 DSC_2005

「忍び電車」というみたいです。ニンジャの隣にあるクハなんとかという列車識別番号も、何やら別の意味がありげに見えます。

DSC_2008 まったく忍んでないハデさです。

「弱冷車」プレートや「開閉スイッチ」(田舎や寒冷地は自分たちで扉を開け閉めします)という電車本来の機能のほうが埋もれてしまって、よっぽど影の存在であることを余儀なくされています。

忍者は今ではなぜか堂々と市民権を得ていますが、日本には昔より、隠すことや「裏方」をひっそり愛でる文化がありますよね。

着物の裏地に凝ったり、死語でしょうが女性の奥ゆかしさでしたり、「表に出さない美学」というものがありました。

クロモリの世界でも、いまだに根強い人気が「内蔵工作」です。

最新のカーボンフレームでは当たり前のようになっていますが、クロモリの世界では「ワンランク上の凝ったつくり」のイメージが強いです。

ですがこの工作、実は物理的にフレームにはあまり良くないのです。

DSC_2045 これがフタです。

フタが小さくても大きくても、かなりの「大穴」をフレームに開けることになります。そうしないと組みつけのときに大変だからです。

あまりにギリギリなことをすれば、ケーブルに無理がかかり、最悪「常にブレーキがかかった状態」を作り出しかねません。

中のケーブルの「通り道」も、何もしない方もいますが、ストローのような鉄製リードをつけるビルダーも多いです。このリードが、内蔵工作で一番多いトラブルの固着の犯人です。

こまめな手入れをしていただければ問題ないのですが、そうではないとケーブルとこのリードが、あっという間に固着してしまいます。

「表に出さない美学」だったはずが、もっともやっかいな存在となって表出することとなります。

白鳥の水面下の努力ではありませんが、美しく隠すためにはこまめな手入れなど、影の見えない努力をすることが大切なんですね。

ちなみに私は、自分のプライベート自転車に内蔵工作はしないです。そのぐらいフレームに負担がかかる工作なのです。まぁ面倒だというのもありますが…。

ジテンシャ、タノシーネー!

こんにちは、工場です。

いよいよ8月ですね。はい、今日もウルトラ猛暑です。

朝イチから「北島さん、ちょっと…」とお店のスタッフが呼ぶので行ってみますと…。

DSC_2028 DSC_2029 こんな方がご来店。

オーストラリアからのツーリストで、もう半年もの間アジアを中心に旅行されているそうです。

年齢は50歳を過ぎているでしょうか。大きな身体、肩まで伸びたヒゲ、今が江戸時代なら大騒ぎになったろうな、という風貌の殿方です。

「ミドルギヤ、ダーメねー!アッハー!」と、朝からふなっしー以上のテンションです。

20年は経過している古いkonaのマウンテンバイクで、「ダーメねー!」なチェーンリングも古いサンツアーの鉄製です。

ダメなのはミドルギヤだけですが、そんな時代のものに合うパーツはなく、規格を合わせるためにBBパーツ、クランクとすべて取り替える必要が出てきました。ですが、ロードメインのこの久世店内に在庫がありません。

「ニホン、マウンテン、ダーメねー!アッハー!」

今までかなり断られ、何軒目かでここにたどり着いたとおっしゃってました。オーストラリアでは、ポピュラーなので信じられなーい、と。

いや、ロードでも20年以上前のパーツをいきなり補修してくれと言われたら、無理な店が多いと思いますが…。

急いでる旅ではないとはいえ、このまま帰すのも気の毒です。童話「幸せの王子様」さながら、私のキョービ号のパーツをお譲りしました。

DSC_2030 大和撫子の心意気です。おおげさか。

ついでにこれも換えて、と出してきたのは、ベトナムで購入したという「イオンチェーン!イエーイ!」です。

DSC_2031 正式には「イオンチェーン」というネーミングではないと思いますが…。

ベトナムかあ~。イオンバイクに転職したら、ベトナム勤務があるのかな?と、作業そっちのけでつい妄想してしまいました。

動作確認も無事終わりましたので、「このあとの予定は?」と聞きますと、とりあえず京都駅でビール飲んで、岐阜方面に行くと。

私も過去に京都ー岐阜を走ったことがあります。こんな猛暑の中、50キロ以上の荷物を載せた彼の姿を見て、私の顔は「よーやるな~、岐阜への山越え大丈夫かねぇ?」という不安な表情になっていたのかもしれません。

そんな私を彼はバンバン叩きながら、「ダイジョーブ!ダイジョーブ!ジテンシャ、タノシーネー!ヒャッホー!」と笑いながら去っていきました。

そうです。日常に追われていると、つい忘れてしまうのですが、猛暑だろうと極寒だろうと、またがってしまえばジテンシャはタノシーのです!ヒャッホー!

熱中症には気をつけながら、みなさまも楽しい自転車時間をお過ごしください。

実はか弱い?

こんにちは、工場です。

もう生き延びることが、サバイバルゲームのような気がするほど猛暑の日々です。ただフレームにとっては、ロウ付け後も急激に冷えないので良い環境ですが…。

さて、先月に続き今月のサイスポも、パイプメーカーのカイセイさんが掲載されていました。

こうした「縁の下の力持ち」的な存在に、スポットがあたるというのは個人的には嬉しいです。

DSC_2001 DSC_2002

ここ数年のクロモリ人気を受けての特集でしょうか。けっこうなページ数がさかれています。

DSC_2003 自転車雑誌ではなかなか見ない画像ですね。

ですが、もっと現実も一緒に取り上げてほしいな、と思います。

と言いますのも、フレームの修正・修理は頻繁にあるのですが、みなさんクロモリフレームに対して誤解されている部分が多いからです。

多くの方が「鉄は永遠」というベースをお持ちです。クロモリフレームは10年でも20年でも孫子の代まで同じパフォーマンスを保つ、と。

なので、持ち込まれた時に「直すのは厳しいです、これはもう寿命ですね。」と申し上げますと、「え?だってクロモリですよ?」という反応をなさいます。

鉄を含む工業製品は、年数による経年劣化や、使用することによる消耗、紫外線や湿気によるダメージなど、人間と同じく日々劣化していきます。

まして自転車に使うパイプは、薄ければ0.35ミリ、厚くても1ミリ程度です。空気中の湿気でも錆びてしまう鉄でその肉厚、とても「永遠」を約束された素材ではありません。

そもそも熱に弱いのに、1000度近い熱でロウ付けしているのですから、そのダメージで「生まれたときから死に向かっている」のです。

塗装してあるしクリアーもしているし、と思われるかもしれませんが、塗装をする前に「酸洗い」をするので、実はその酸が残り、外だけではなく中からもサビはくるのです。

しかも塗装やクリアーは密閉ではありません。呼吸できます。空気中の湿気を取り込んでしまいます。

フレームのサビは食品でいえばカビと同じです。そこからどんどん傷みが拡がります。最悪折れたり割れたりします。

例え錆びが出なくても、使用による劣化は避けられません。ちなみにパワータイプの選手ですと、薄いパイプを使って3場所(9日間)で「ヘタって最初のパフォーマンスがなくなった」と言う人もいます。

それほど繊細なクロモリパイプ。実はか弱いということを頭の片隅に、どうぞあまりいじめずに、丁寧にメンテナンスをしながらお使いくださいね。

さあ、やってみよう

こんにちは、工場です。

夏休みに入り、通勤時間帯にわんさかいた子供たちが、すっかりいなくなってしまいました。

いいなぁ子供は、と、大人は言いますが、私はあまり戻りたいと思いません。

好きでもない朝顔に感情移入して日記をつけたり、変化の少ない暑い日々ばかりの天気記録を書いたり、ひょうたんを育てたり、自分でも微妙だと思うクオリティの自由研究をしたり、勉強のボリュームも増えるし、すごく忙しく面倒だった思い出ばかりです。

特に私は「後にまわすタイプ」だったので、いろいろ苦労しました。

大人になってもその性格は治ることなく、好きではない作業は腰が重いです。

さて、そんな作業のひとつに「コラムのネジ切り」があります。特別なことは何もありません。工具でコラムにネジみぞを作るだけです。

ところがこの作業、地味な割に大変です。まず力がいりますし、刃がかみつくのでゆっくりやらないとなりませんし、少し切ってはちょっと戻すー3歩歩いて2歩さがるみたいな流れでやらなくてはならないのです。

DSC_2009 こんな感じです。

かたい素材ですと、力みすぎて腕の毛細血管が内出血したことがあります。

DSC_2010 上のサイクラスとこのカンパニョーロの2つ使いです。

DSC_2011 右にあるマジックの印まで切らなければなりません。

先はまだまだです。

はあはあ必死でしながら、そうだ、その辺の小学生に「夏休みの自由研究で自転車作らない?」とか声をかけたらやらないかな?などと邪悪な感情がわきます。

いや、でも切削工具、切削油の種類、鉄の軟らかさ、色々なことの勉強になるかと思います。

私も、こんな作業を子供の頃にしていたら、また違う進路があったかもしれません。

コラムのネジ切りだけではなく、たくさんの面倒な、いや、奥が深い作業がありますので、お手伝い、いや、さわってみたい子は集まれ~