合理的選択!?

こんにちは、工場です。

寒さもピークな今日この頃、みなさま体調など崩されていませんでしょうか。

さて、とある同業者の方のブログを拝見しておりましたら、「忙しさのあまり、軍手についているシールを剥がす時間さえ惜しい」というような記述がありました。

DSC_3928 同じものではありませんが、このシールですね。

忙しいとはいいましても全然そこの域までではない私は、驚いて思わずH君に「すごいね~、○○さんのところは~。そんなに忙しいんだね~」と、言いましたら、なんと「僕は面倒なんでそのままっすけどね」との返事。

面倒なので、シールをつけたままの軍手をはめて作業しているそうです。

大らかというか大胆というか、想定外の答えにびっくりしました。

自転車のフレームビルダーに求められる資質は「繊細さと大胆さ」だと私は思っています。その点でH君は「大胆さ」は満点かもしれません…。

選手は「集合」がお好き

こんにちは、工場です。

1月というのはバタバタしておりますと、あっという間に時間が流れてしまいますね。

子供のころ私が想像していました大人というのは、もっと静かでどっしりと人生を楽しむようなイメージでしたが、いつまでたっても立ち食いソバのようなせわしなさです。

さて、競輪独特の表現でしょうが、オーダー時に選手がよく言うのが「当たられた時に飛ばずにどっしりできるフレーム」というものです。

競輪は時として「格闘技」と表されるように、身体のぶつかりあいもレースの迫力を生んでいる原因のひとつです。

ですが当たられて飛ばされることは最大のロス。そこで勝負は決まってしまいます。

ハンドルを握って前傾に構えていますので、前の方は当たられてもそんなに飛ばされることは少ないのですが、後ろはつるっといってしまいがちです。

だからといってフレームを重くするのは走りに影響が出ます。そこでバックステーを硬くするのです。

具体的には「集合」と呼ばれる工作をします。

DSC_3859 こんな感じです。おなじみの「ササの葉」ではありません。

DSC_3860 横から見ますとこうです。

実はレギュレーションで、上パイプの下(ボトム)の部分より集合の接続部を下げてはいけない、というものがありますので、ガンガン下げてしまえ!というワケにはいきません。

実はこのパイプのすり合わせ作業、機械ではなくラグのアールに合わせてH君が手作業で削っているのです。はっきり言いましてまぁまぁ大変です。

DSC_3849 でもピッタリ作ってくれています。

フラックスで見づらいかもしれませんが、機械のようにキレイです。このように隙間なくキレイに削ってくれますと、入れるロウも最小限で済みますのでフレームのダメージも少ないです。

DSC_3861 このようにロウは周囲に見える金色部分だけです。

フレームの向こうで作業しているのがH君です。真冬だというのに半そでです。それだけ一生懸命作業をした証がこれですから、選手も良い走りをしてくれるのではないでしょうか!

2019年、スタート!

明けましておめでとうございます。工場でございます。

どうぞ今年も宜しくお願い致します。

グランプリはいかがでしたか?すごかったですね~。私の予想はハズレましたけど。

まずは賀状の画像をもってごあいさつ申し上げます。

DSC_3878 色々と言い訳を書きますので余白は広めです。

今年も素晴らしい自転車ライフを!

2018年、完。

こんにちは、工場です。

前回も書きましたが、工場は今日で世間よりひと足早く仕事納めです。

今年も本当に色々な出会い、仕事、事件?がありました。皆様に心より感謝申し上げます。

自転車業界は、日々規格や素材が進化しています。工場もやはりラグ付きクロモリだけ、というわけにはいかなくなっています。

私の好きな言葉に「不易流行(ふえきりゅうこう)」というものがあります。いつまでも変わらない普遍的な本質は保ちつつも、その中に新しいものを取り入れ違う味を出していく、という意味です。

やたら新しいことばかり追いかけるのではなく、ですが古いものに頑なにこだわり続けるのでもなく、しなやかに柔軟に流行に沿って、でも基本と本質は忘れないーそんな工場であり続けたいと思います。

2019年もどうぞよろしくお願い致します。

最後のご挨拶の画像はこれで。工場を訪れる方が「あれは何ですか?」と尋ねられるナンバーワンの機械です。

DSC_3863 DSC_3864 じゃーん!

こんなに大きな装置ですが、チェーンステーのつぶしをする機械です。The・工業機械な見た目で私は好きです。

年末年始は冷え込むようです。どうぞお身体にお気をつけてよいお年を。

本当にありがとうございました。

あ、年始は4日からです!

メリークリスマス!

こんにちは、工場です。

落車だなんだとバタバタしていたらあっという間にクリスマスですね。

世の中はお祭りムードでしょうが、仏教徒の私は、この数日間で犠牲となる多くの鶏たちの冥福を祈りつつ仕事に精を出します。

屋根の煙突からはサンタが…ではなく、こんな感じに。

DSC_3854 サンタのための足場ではありません。

9月の台風で飛んだ屋根の修理がやっとです!

DSC_3855 半分欠けたままでしたが。

年内修理は厳しいかも…と言われていましたが、なんとかいけそうです。

工場は27日が最後ですので、あと2日の稼動ですが。さぁ!頑張りますか!

朝練コース

こんにちは、工場です。

急に寒くなったとはいえ、先日までは冬とは思えない陽気でしたのでまだちらほら紅葉が残っています。

けっこう前からですが、お店のスタッフA君と有志のお客さんとで日曜日に朝練をしています。「柳谷」という地名の場所を走っているようですが、その地名とは裏腹に「谷」ではなくかなりな「山」です。

私はヘナチョコぶりがバレてしまうのが嫌なので、練習に参加したことも行ったこともありませんでしたが、先日同じコースを走ってきました。

その日は午後から雨予報。そもそも登りがニガテな私は、同行してくださるSさんに「あの~今日は(柳谷はやめて)紅葉の名所の光明寺にしませんか?」と気弱な提案をしました。

するとSさん、「わかりました。ほな柳谷をさっさと登って光明寺に行きましょう!」と。

あれ?距離を延ばしただけ? ちゃっちゃと走り始めたSさんを追うのみです…。

DSC_3809 あ~やっと頂上です。しんどーい。11度でも汗だく~。

なんの風光明媚なランドマークもないので、ただの民営墓地で証拠写真です。自転車のぐったり具合のシルエットが持ち主の感情を表しています。

これを少し下ると、眼病平癒で有名な柳谷観音というお寺さんがあります。名水が湧き出ていて、水にこだわるコーヒー屋さんなどがわざわざここまで来るそうです。

DSC_3810 さて「ごほうび」は麓にある人気のパン屋さん!

ちなみにこれはひとり分です。登りの分のカロリーは軽く超えていますね…。

DSC_3811 生ハムサンドが美味しかった~!

ですが、ゆっくりしてはいられません。Sさん、雨雲レーダーをチェックして「今なら大丈夫。さぁ!行きましょう!」と。

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長岡京の光明寺です。こんなに有名な場所なのに初めて来ました。さすがに人も少なくなりましたが、それでも観光バスもいてまだまだ多いです。

この時には雨がかなり降ってきていまして、びしょびしょになってしまいました。ですが雨にけぶる晩秋の山は、幻想的でなんともいえませんでした。

自転車にオフシーズンなんてありません!さぁ、でかけましょう!

あ、冬だからこそ水分補給にはお気をつけくださいね。

メッキの弱点

こんにちは、工場です。

なんか仕事以外の話題が続きましたね…。ちゃんとしているんですよ!

さて、今回はオール1号メッキ、下地の3号ではなくピッカピカのメッキフレームの納品です。

このO選手、これでもう何台目でしょう。毎回この仕様です。

DSC_3833 DSC_3834

なんか光ってしまっているのと、周りのパイプとかに同化してしまってイマイチすごさがわかりませんかね…。

DSC_3835 メッキにミラー文字なので仕方ありません。

ナイターとかではとても目立つそうです。

本当にピカピカでとてもキレイなのですが、今回はちょっと。

DSC_3467 先日しましたかさ増し加工。

この接続部分はもちろん真鍮ロウです。メッキは「バフがけ」といって、徹底的に磨くのですが、その磨き作業の時にパイプに比べて軟らかいこの真鍮ロウ部分は、同じ力で磨いても掘れてしまうのです。

DSC_3836 うっすら線が残っていますよね?

真鍮ロウを使う以上どうしようもありません。こうなることを見越して、少し多めに盛っておくのですが、それでもやはりこうなってしまいました。

メッキはキレイですし、剛性も少し増しますし、しっかりとした下処理をすればメッキがはがれることもなくメリットが多いのですが、こうした弱点があるんですね。

ところで、誤解している人が多いのでお伝えしますが、メッキといえど一応上から専用のクリアは吹いているんですよ。むき出しではありません。

さて今回は、仕事してるぞ!のアピールでした。寒さの折、ご自愛くださいませ。

ビンゴ!

こんにちは、工場です。

さて、昨日は毎年恒例の岩井商会の忘年会でした!

工場から会場までは、緩やかとはいえオール登りの20キロという道のりですが、今年は気合を入れて自転車で参戦です。

DSC_3818 雪だるまがお出迎え。クリスマスっぽいです。

DSC_3819 いざ会場へ!

DSC_3820 本日のメニューはこれです。

とにかくメインはビンゴ大会。今年の狙いは、現実的に商品券か鍋セットです。昨年の分まで気合が入ります。

神様、私は今年1年頑張っていましたよね?宜しくお願いします。

DSC_3824 ダブルリーチ!でもこの時点で私の欲しいものは消えてしまいました。

先にビンゴとなったH君は…。あららら…。またしてもスカな感じです。ちーん…。H君は入社から1回も当てたことがなく、かける言葉がありません…。

そして私はいよいよ運命の時!

DSC_3828 おお~流行りのグッズ、グーグルホームです!

私の家には対応家電がないので、ちょっとビミョーですが…。でもまぁ年の瀬で忙しい毎日ですので、ここはひとつ頼んでみましょうか。

「OKグーグル、フレームを早く作って!」

 

どこまでもアホ

こんにちは、工場です。

いよいよ師走ですね!

忙しさはもちろん、何かと出費が多い季節でもあるワケですが、お財布のひもが緩む時期でもありますね。

私は2019年、つまり来年に自分のロードレーサーを替えようと計画をしておりまして、今年はせっせと貯蓄に励んでいました。ところが夏ごろからそれが怪しくなってきてしまいました。

ちょっと欲しいものが出てきてしまったのです。ホンダの125ccのカブと125ccのモンキーです。

発売後ホンダのお店に行くと、かなり人気が高いようで、ホンダショップなのにカブで1.5ヶ月、モンキーは3ヶ月待ちだというので一度は諦めました。

ところが!近所のバイク屋さんに行きますと、なんと系列店にモンキーが1台だけあるとのこと!

こうした偶然にいちいち「運命」を感じているから、いつまでたっても貯金というものができないのでしょう。

ですが、これはやはり運命ではないでしょうか。

DSC_3479 (1) あ~、やってしまいました。

DSC_3480 でもカワイイですよね!

昔々の若い頃、物欲が止まらない私に父が、「お前がやっていることは買い物ではなく破産行為だ!」と怒っていたことを思い出します。

天国のお父さんすみません。アホは大人になってもアホでした。

近所のお寺さんには、こんなお言葉が。

DSC_3799 あいたたたた。おっしゃる通りです。

物欲が楽しい時期ですが、よくよく吟味をしましょう。南無。

でも欲望のままに生きるって楽しいぜ~。

奈良さんぽ

こんにちは、工場です。

さて、今回は奈良「競輪場」ではなく奈良「刑務所」に行って参りました。

DSC_3784 ここです。

ここで溶接の指導を……ではありません。単に見学です。

DSC_3650 なんとこれが刑務所です。

明治に建てられましたこの建築、この度耐震補強をしてホテルに生まれ変わるそうです。その前に最後の見学会がありました。確かに刑務所には見えませんよね。

まぁ、もう今は刑務所としては使われていませんが。

DSC_3755 中央監視台です。ここから牢屋が放射状にあります。

DSC_3664 このようにずら~っと。みんな独房です。

DSC_3675 中はこんな感じ。う~ん厳しそうです。

DSC_3656 ドアはこんなに厚く!体当たりしても無理ですね、これは。

DSC_3668 ここから食事が入れられたのですね~。

明治時代からですから、一体何人の囚人が今までここからやりとりしたのでしょう。その食事ですが、今現在実際に支給されているコッペパンが、この日特別に販売されていました。

DSC_3680 ずっしり重く大きいです。

しかも使用されているのは国産小麦とか。割といいものを召し上がってますね…。1個でお腹いっぱいになりました。

イベントでしたので独房の中で飲食ができたりするのですが、目的は建築でしたし、まぁそこまでキャッキャッする気分にはならず、一通り見て出てきました。

2021年には監獄ホテルとして生まれ変わるこの建物、ご興味ある方は是非泊まってください。

私が囚人になったら、溶接班ではなく木工班にしてもらいたいなぁ~、もう溶接はいいかなぁ~などと思いながら帰路につきました。

でも女囚は裁縫とかなのかな…。